あずあみです。
私は、人には理解されない恐怖症を持っています。
私以外の人から、同じような症状を聞いたことはありません。
私は、会食恐怖症です。
この恐怖症の症状は「人前で食べるのが怖い」というものです。
意味がわからないですよね。
私もよくわからないんですよ。
なので、これを機にしっかり考えてみました。
人前で食べるのが嫌いというか怖い
私は、気付くと人前で食べることが嫌いでした。
いつからという記憶はありません。
しかも、家族の前ではそれほど気にせず食べることができます。
私が苦手なのは、家族以外の誰かと一緒に食事することでした。
誰かと一緒に食事するって考えると、空腹感がなくなります。
きっと、ご飯を食べる気持ちが失せるんですね。
最初は、みんなが同じ気持ちなのだと思っていました。
みんなも、みんなで食事することが苦手だけど、我慢しているんだって思ってたんです。
でも、ある程度の年齢になってから、実はみんなは楽しんでいるんだと気づきました。
どうやらみんなで食事をすることが楽しいらしいぞ、と。
そこで、私が普通ではないと気づいたんですね。
私だけがみんなで食事することを嫌っていて、それどころか、食欲が失せるほど怖がっているんだとわかったんです。
会食恐怖症という言葉を知る
私は、私だけが食事を怖がっているんだと知り、この気持ちの名前を探しました。
私の知人からは、こんな症状を聞いたことがありません。
でも、この世の何人かは、同じように悩んでいるんじゃないかと思ったからです。
案の定、Google先生はすぐに答えをくれました。
それが、会食恐怖症です。
人前で食べることが怖い、という症状に名前がついてから、まだそれほど経っていないそうです。
それでも、私はこの症状に名前があるんだとわかって少し安心したのを覚えています。
会食恐怖症とは 一般的な会食恐怖症の症状
会食恐怖症では、一般的に以下のような症状が出るようです。
みんなでごはんを食べる時に
- 吐き気や胃痛がある
- 食べ物を飲み込めない
- 動悸やめまいがする
- 口が乾く
- 発汗や手足の震えが出る
- 顔面が蒼白になる
- 黙り込む
このような症状があれば、会食恐怖症となるようです。
でも私は、ここまでひどい症状はありません。
というよりも、恐怖の方向が少し違うように思います。
私の会食恐怖症の症状
私は、一般的な会食恐怖症の症状とは少し違います。
みんなでごはんを食べる時に
- 食欲が失せる、満腹感がある
- 自分の咀嚼音が酷く気になる
- 自分の食事姿を醜く感じる
- ものを食べることへの不快感
などがありました。
震えたりめまいがしたり、そんなことはありません。
なので、私は厳密には会食恐怖症ではないのかもしれません。。
それでも、会食をしたくない、嫌い、恐怖を感じる、という点では同じなので、ここでは会食恐怖症とします。
食事をしている姿が醜いという感覚
私がみんなでの食事を嫌う理由を考えてみると、1つの答えが出ました。
それが1番わかりやすく、納得できる理由です。
私は自分が嫌いで、自信がないから。
だから、人前で食事することが怖いんです。
自分が嫌いだと、自分の行動も嫌いになります。
笑うことも、泣くことも、食べることも嫌いになります。
私は、自分が綺麗に食事できているという自信がありません。
そして、食事に対して悪いイメージもありました。
ものを食べるということは、とても醜い行為だと感じていたんですね。
獣のよう、人間らしくない、残酷な行為、卑しい、酷い、綺麗ではない…、言葉で表現することは難しいのですが、そういった負の感覚です。
なぜだろう。わからない。
とにかくそれらが相まって、私が食事をしている姿は恥ずかしく、醜く、誰にも見られたくないという思いがありました。
みんなが綺麗に食べているのに、私はそうできない。
私が食事をする姿を見れば、みんなが不愉快になるだろう。
そんな風に思いました。そしてとても怖かったんです。
もともと私は自己肯定感が低かったので、それも会食恐怖症を助長したのかもしれません。
会食恐怖症を改善するための努力
私は、今では会食恐怖症の症状が改善しています。
友人や知り合いである人限定で、さらに私の食事に注目されない環境であれば、みんなで食事をすることができます。
まだ、初対面の人と食事することは苦手です。
例のごとく食欲がなくなり、できれば食べずに過ごせればいいなーと思います。
そして、場合によっては飲み物だけにすることもあります。
でも、これはすごい成長なんですよ。
私がここまで改善できたのは、自分の症状を知り、改善したいと思ったことと、もともとそこまで酷い症状がなかったからだと思います。
私が会食恐怖症を改善するためにした努力は、
- みんな私の食事姿に興味がないと言い聞かせる
- 私もみんなと同じように食べることができると思い込む
- 一口を小さくして食べるストレスを減らす
- 硬さがあり確実に箸でつかめるものを選ぶ
- なるべくたくさん会話をして食事から注目をそらす
などでした。
ほかにも、なるべく机の上にものが多い状態で食事するということもしました。
背の高いものが多くある机の上では、私がものを食べている姿を隠しやすかったからです。
また、私の中での大きな恐怖は、醜い姿で食事をする、ということだったので、食べるものにも注意しました。
こぼれやすいもの、食べにくいものは厳禁です。
もし上手に食べられなければ、私は恐ろしく醜い姿になってしまうのです。
とりあえず現状で満足している
私は、会食恐怖症(仮)の克服について、現状で満足しています。
以前ほど、みんなでの食事に恐怖を感じることは少なくなりましたし、うまく回避することもできます。
今でもみんなでの食事の時には、上手に食べられるかドキドキしたり、口の周りを汚して泣きたくなることがあったりします。
それでも、
「食事とはそういうものだ、口の周りが汚れたり、ものをこぼしたりすることがあるんだ」
と自分に言い聞かせています。
私は正式に会食恐怖症と診断されておらず、カウンセリングなどを受けたこともありません。
なので、すべての人に当てはまるとは思いません。
それでも、まだ情報の少ない恐怖症なので、私の例も誰かの役に立つと考えました。
会食恐怖症で悩んでいる人。
私みたいな人もいるんだよって知ってください。
みんなと食事できなくても大丈夫。
私はしんどくてトイレで隠れて食べたこともあります。
普通に食事もできない私は頭がおかしいんだって思ったこともあります。
みんなで食べるくらいなら餓死するって思ってたこともありますよ。
でも、大丈夫。大丈夫です。
症状を改善することは可能だし、もし改善できなくても良いんです。
みんなでごはんを食べられないからといって、何の罪にも問われません。
会食恐怖症も、個性の1つじゃないですか。
私は、そう捉えるようにしています。
あなたの心が軽くなりますよう。
愛と破壊の戦士あずあみです。
日々の中で感じたこと、考えたことを書き殴っています。
ほろ酔いで読むとちょうどいい感じのブログです。
お酒のおつまみにしてください。
というかシラフで読まないでください。お願いします。お酒を飲んでから来てください。どうか、この通りです。勘弁してください。
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