子どもを算数好きにするためにお家で出来ること4つ

教育

あずあみです。

私は「数学は何のために勉強するの?」という記事を書いたことがあります。

そこで、数学を勉強したり、数学が得意になるメリットについて4つ話しています。

いや、そもそも数学を好きになるにはどうすれば良いの???

っていう疑問を解決すべく、今回はタイトルの通り「子どもを算数好きにするためにお家で出来ること」についてお話します。

最初にお断りしておきますが、今回は小学生くらいまでのお子様に対しておすすめの内容になっています。

数字が便利なものだと体感させる

日常の中で数に触れるというのはとても大切です。
九九を繰り返し唱えて暗記するように、何度も何度も見たり聞いたり、言ったりしていれば、それだけ覚えるのも早くなります。

それでも、子どもは面倒くさいだけだと覚えません。

大人でもそうですね。自分にとって必要でないものは、面倒くさいから覚えません。

なので、数に興味をもってもらうためには、子どもに数字が便利だと自覚してもらう必要があります。
そのためには「数って便利なんだよ~」って話すのではなく、

数がわからないと困る状況を作り出す

というのが最も簡単です。

例えば、家族全員分のおにぎりを買う時があったとします。
「みんなで食べるには、おにぎりを何個買えばいいかな?」と問いかけます。そこで、子どもが間違ってもOKです。ポイントは、数を意識させることです。

もし少ない数を答えても、「そうだったかもしれないね。あ、もしかしたら、お腹がすいている人がいるかもしれないから多めに買っていこう」など、子どもが責任を感じすぎないように配慮してあげることもお忘れなく。

帰って答え合わせをするときに「4個が正解だったんだね」など、しっかり数を意識させます。

慣れてきたら、数だけでなく大きさの概念にも触れると良いでしょう。

「体が大きい大人は、おにぎりを2個食べられるね」など、1人で2個必要になるなどのイメージもできると良いです。

小学生になったら、センチメートルやグラムなど、単位を意識して考えられるように促すなど、年齢に合わせて変化させてみてください。

たくさんの方法を発見させる

算数・数学は、単純な計算問題ばかりではありません。
様々な見方、考え方で考えなければならない問題がたくさんあります。

英語なら文法や単語を覚えていればどうにかなることもしばしば。
しかし、数学はそうもいきません。公式を知っているだけ、計算ができるだけでは解けない問題があるのです。しかもたっぷり。

そういった問題に対して必要になるのは、多くのパターンを発見し、チャレンジするということです。

1つの出来事に対して、多角的な物の見方ができるようトレーニングする必要があるんですね。

日常からおうちで出来ることといえば、解決策をたくさん考えさせることです。

例えば、2人兄弟で、1つのおもちゃしかなかった場合。
「どうしたらいいと思う?」と問いかけます。

子どもが「2人で一緒に遊ぶ」と提案してきたら、「良い考えだね。ほかには何か方法はある?」と、さらに考えさせます。

子どもは案外すんなりと考えてくれます。「あ、じゃあ、交代で遊ぶのはどう?」と、他の案が出てきたら褒めてあげましょう。もし出てこなかったら、こちらから提案してみます。
ここでもポイントになるのは正解ではなく、他の方法を考えてもらうことです。
こうして、なるべくたくさんの方法を発見してもらいます。

日常のこういった体験が、数学の問題と対峙した時に活きてきます。

トライ&エラーに慣れさせる

1つの事柄に対して、多くの方法を考えることが重要ですが、同時に必要になるスキルがあります。

トライ&エラーに慣れることです。

数学を勉強する時には、トライ&エラーの繰り返しです。これが多ければ多いほど知識が深まります。根本を理解するために、絶対に必要になる過程なんですね。

なので、日常からたくさん失敗させて、繰り返し挑戦させてあげましょう。

特に女の子は、トライを怖がります。なるべく大人は説明を我慢して、まずはやらせてみましょう。

どうして?理由を説明させる

意外かもしれませんが、数学では説明する力が重要です。
数学では筋道をたてて説明するってことが必要になるんですけど、そのために必要不可欠な力です。

そんな力を育てるために、何かあった時には、なるべく具体的に理由を説明してもらってください。

子どもが「このおもちゃでは遊ばない」と言ったら「どうして?」と問いかけます。「嫌い」と言われたら、そこからもう一歩踏み込みます。

「どうして嫌いになっちゃったの?」と、具体的な理由を聞くようにします。

「色が好きじゃない」など、何か説明できればOKです。

それに関連して、絵や図を書く癖をつけられるとより良いですね。

大きさのイメージを絵にしたり、図形の切り取り方を表したり、数学では図を使って考えることが多くあります。
そのため、早くから絵や図を書く癖ができると問題を考えやすくなります。

日々のちょっとした心がけで意識が変わる

数学に限らず、勉強って机に座ってノートに書くことだけではありません。
特に幼い子どもにとっては、日常の会話が大きな知識源になっています。

無理やりではなく、自然と子どもが数学的に考えられるよう意識してあげるだけで、少しずつ変化が見えてくるはずです。

ぜひ、参考にしてみてください。

私も本気を出せば、割とまともな記事も書けます。誤解しないでください。

教育
愛と破壊の戦士あずあみ

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