あずあみです。
小学生の勉強に関する大きなお悩みの1つが、読書感想文を含む作文全般ですね。
私が塾講師をしていた時にも「文は読めるのに、作文が書けない…」ってお悩みの子ども、それからお父さんお母さんをたくさん見てきました。
読書感想文に限らず、小学生になると事あるごとに作文を書かされるようになります。
そこで今回は、読書感想文が苦手な小学生のお子様(低学年くらいまで)におすすめの、読書感想文の練習方法をご提案します!
読書感想文の練習としてお手紙を書こう
読書感想文の練習として最もおすすめなのが、お手紙作戦です!
物語に登場する人物に向けて、お手紙を書いてみるんですね。
「作文」っていうと、正しく書かなければならない、と気負いしてしまう子どもはたくさんいます。
それを「お手紙」とすると、ぐっと心理的なハードルが下がり書きやすくなります。
①登場人物に聞きたいことを聞く
お手紙を書くっていっても、どうすれば良いかわからない…そんな子には、具体的に提案してあげます。
まず取り組みやすいのは、登場人物に質問をしてみることですね。
本当に何でもいいので、聞きたいことを聞いてもらいます。
「何か聞いてみたいことは何?お友達だったら、何を質問してみたい?」と、声かけしてみてください。
まだ本を読むことに慣れていなかったり苦手だったりすると、まったく関係のないことを質問したりします。
友達とけんかして仲直りする話なのに、主人公に「好きな食べ物はなに?」などの質問をすることもあるでしょう。
それでも、OKです。
目的は、お手紙を書くこと、質問をすることなので間違ってないんですね。
もし、質問が思いつかないようだったら、少しヒントを出してあげます。
「(物語の中では)黄色の折り紙を使っていたけれど、どうして緑色じゃなかったのかな?」具体的なシーンを取り出してあげると、より考えやすくなるでしょう。
例えば「好きな色だったのかな?」と子どもが答えれば、「かもしれないね。じゃあ、それも聞いてみようよ」とお手紙に書かせます。
何度か練習していると、子どもは自然と質問できるようになってきます。
②自分だったらどうするか考える
物語の登場人物に対して、質問をいくつか出すことができたら、次は自分に当てはめて考えてみます。
先ほどの質問に関連して考えると書きやすいです。
「好きな食べ物はなに?」「ぼくはカレーが好き」という感じですね。
慣れないうちは、この程度で良いです。
できれば、物語中の出来事を自分のことに関連させられると良いです。自分だったらどうするか、まで書ければ素晴らしいです。
そのためには、質問以外のことにも触れましょう。
慣れるまでは難しい作業です。
そのため、優しくフォローしてあげてください。
「(物語の中では)仲直りする時には、電話で謝っていたね。自分だったらどうやって謝る?」など、注目してほしいシーンを取り上げてみてください。
「直接、会って謝りたい。ごめんねって言って、好きなものをあげる」など、何かしらの自分の方法が出てきたら上出来です。
③登場人物に寄り添って想像してみる
物語の主人公に質問する、自分だったらどうするか伝える。
ここまでは、どちらかというと自分が主体になっている文章です。
自分が気になったことを聞く、そして自分だったらどうするか伝える。
ここまで出来たら、最後に、登場人物の心を想像して書いてみましょう。
これも、最初はヒントを出してあげることがおすすめです。
「(物語の中では)どうして仲直りしようと思ったんだろうね?」など、物語の中で重要になるシーンについて問いかけます。
「わからない」となってしまわないよう、なるべく様々な角度から問いかけてあげましょう。
「仲直りができると、どんな良いことがあるのかな?」
「仲直りできなかったら、どうなっていたかな?」
「仲直りすると、どんな気持ちになるかな?」など、質問を変えると考えやすくなることがあります。
なるべく物語全体の流れを読み取れるよう、考えさせるとなお良いです。
例えば、
- 仲良しの友達がいる
- 友達の宝物を壊してしまう
- 素直に謝れない
- ケンカになって不仲に
- 2人組を作る時に、別の友達と組む
- 仲良しの友達だったら楽しかったなと思いだす
- 謝ることを決める
- 謝る、仲直りする
というような流れがあったとします。
そうしたら、仲直りしようと決めた理由については「友達に戻りたかったから」だけではなく「仲良しの友達と一緒だと楽しい、と気付いたから」という点まで触れられたら素晴らしいです。
子ども自身で気付くのが難しいようであれば、一緒に考えながら、「もしかしたら、こうだったのかも」と、意見として伝えてあげると良いですね。
まずは文章を楽しく書けるようになろう
小学生が学校で教えてもらうのは、文章を書く時のルール、原稿用紙の使い方。あまり楽しいものではありません。
最初に1マス空ける、会話には鍵括弧をつける。そんなことばかり注意していると、子どもは文章を書くこと自体が嫌になってしまうでしょう。
私だったら嫌です。
一生懸命書いたのに、内容を読んで欲しいのに「それより、ここにカッコがないよ」とか言われたら、やる気なくします。
私が見てきた子どもの中には「伝えたいことはある、でもどうに書けば良いのかわからない」そう話す子もいました。
そこで、ここで紹介する方法はあくまで「練習」ということで、文章を書くことを楽しめるようになりましょうっていう提案です。
少しでも時間が作れたら、ぜひお手紙を書く作業に付き合ってあげてください。
愛と破壊の戦士あずあみです。
日々の中で感じたこと、考えたことを書き殴っています。
ほろ酔いで読むとちょうどいい感じのブログです。
お酒のおつまみにしてください。
というかシラフで読まないでください。お願いします。お酒を飲んでから来てください。どうか、この通りです。勘弁してください。
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